『北陸新幹線沿線パノラマ地図帖』が発刊されました

2015年3月14日、北陸新幹線が金沢まで開業し、2023年春までに福井、さらに敦賀までの開業が予定されている。
東京~北陸間の距離が縮まり(富山までが2時間8分、金沢までが2時間28分)、今、最も注目が集まるエリアが北陸だ。
その熱い北陸をさらにヒートアップさせるのがこの書籍!
遊び心にあふれた鳥瞰図で昭和の北陸新幹線沿線にタイムスリップ!
東京~高崎~長野~上越~富山~金沢~福井・敦賀までの沿線と22駅周辺の名所旧蹟も堪能

B5判 | 144頁 | 能登印刷出版部 /定価:2,700円(税込)
主要書店、アマゾンなどネットで購入可

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このサイトでは本書関連の参考資料や以下の福井県関係記事の補足・追加情報を掲載しています。

芦原温泉 「多くの文人墨客が愛した関西の奥座敷」 104頁~
福井 「世界にその名を轟かせた人絹王国」 108頁~
南越 「新旧技術が融合した県下一の産業都市」 114頁~
敦賀 「国際色豊かな日本海側屈指の港湾都市」 118頁~
福井の鳥瞰図を読み解く 「戦前福井の観光・交通事情と鳥瞰図の制作状況」 112頁~



福井新聞に紹介記事が掲載されました。参照する(コメントしています)

■参考資料 『鉄道旅行案内』(大正13年版)

 大正から昭和戦前時期、全国で鉄道や自動車などの交通網が発達し、旅行・観光ブームが到来した。これに合わせて各種の旅行ガイドブックが多数発刊された。
 中でも人気があったのが、鉄道省発行の『鉄道旅行案内』で、特に大正10年版は従来の新書版から横長の版となり、「沿線主要の地に就て遊覧地や遊覧旅行経路等を概説」するだけでなく、「汽車の窓から見ゆる景観図」として鳥瞰図を挿絵として取り入れ、刊行「一年有半にして、四十余版」を重ねた。この挿絵を担当したのが「大正の広重」といわれた鳥瞰図絵師・吉田初三郎である。
 ここに掲載するのは大正13年の改訂新版の「北線の部」で、鳥瞰図も一層充実している。 『北陸新幹線沿線パノラマ地図帖』の鳥瞰図や解説と比較しながら読まれれると、さらに北陸の旅の魅力が倍増
ここから参照できます

昭和の鉄道旅行案内はこちらから


■補足資料 2つの出来事

福井の鳥瞰図を読み解く「戦前福井の観光・交通事情鳥瞰図の制作状況」(122頁~123頁)をより詳しく理解するために、福井県の鳥瞰図作成に大きな影響を与えた2つの出来事について補足する。


福井県の鳥瞰図作成に大きな影響を与えたものの一つに昭和5年の永平寺大遠忌と歓待事業がある。本文では字数の制限で、大遠忌について簡潔な記述となっているので、ここではその内容を紹介しておこう。
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昭和8年の大演習は福井県が舞台となり、これに合わせて県当局、県内市町村(福井・武生・小浜)は吉田初三郎に市街地の鳥観図作成を依頼したこと。
しかし、福井市鳥瞰図の場合は、もう少し事情が複雑で、作成の「秘密」に迫る
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■補足資料 若狭の交通・観光と鳥瞰図

北陸新幹線は現時点では平成35(2023)年春に金沢~敦賀までの開業が予定されているが、その先大阪までのルートと開業日程が未定のため、本書では若狭地方の交通・観光や鳥瞰図作成状況については割愛している。ここでは、若狭地方の状況について簡単に紹介する。

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■追加資料 各鳥瞰図の追加解説、関連資料

ここでは、鳥瞰図に描かれているスポットに関連した旧稿を紹介します。

旧稿は『Chamber/福井商工会議所報』に掲載したもので、クリックで福井商工会議所サイトの該当ページを表示します。

鳥瞰図に描かれているスポット関連情報
 大正末から昭和初期の武生の商店・施設・街並みLinkIcon詳しくはこちら


関連資料は「奥山研究室(福井経済ととその遺伝子)」に掲載したもので、クリックで当該サイトの該当ページを表示します

■番外編 吉田初三郎関連資料

「大正の広重」と言われた代表的絵師吉田初三郎に関連した資料

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本サイト《北陸新幹線沿線パノラマ地図帖》は、越前若狭歴史回廊・別館《観光のふくい》の一部として制作したものです。別館では、特定のテーマについて紹介しています。
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